保育園や小学校に通う子どもたちは、季節の行事に参加することで、季節の移り変わりを感じています。しかし、在宅で生活している子どもたちにとって、こうした機会は限られているかもしれません。そこで、小児在宅看護の現場でも、季節の行事を取り入れることが重要です。

 季節の行事を通じて、子どもたちは自分を表現する力を養い、達成感を味わうことで自尊心を高め、心の充実を図ることができます。毎月、季節感を反映した活動を取り入れることで、子どもたちが四季の変化を楽しみ、豊かな感受性を育むことを目指します。

 8月の暑い日々が続く中、医療的ケアの必要な子どもやそのきょうだいと一緒に涼しい気分を味わうためにスイカの制作を楽しみました。

 まず、スイカといえばその鮮やかな緑と赤が特徴ですよね。おうちの中で絵の具を使いたいのは山々ですが、お片付けも大変!ということで、スイカの模様に印刷した紙をハサミでチョキチョキ…のりやテープでペタペタ…思い思いに切ったり貼ったりして、一つ一つ丁寧に作り上げていく子どもたちです。

 制作の中で子どもたちはスイカの形や色に興味を持ち、「もうスイカ食べたよ」「雨の形をした種だった!」など教えてくれたり、できたスイカをポンポンとボールにしてみたり、糸で吊るしてクルクル回してみたりと、完成したスイカは、それぞれ大きさも形も違い、かわいらしく仕上がりました。

 子どもたちの力作を見ていると、暑い夏もどこか涼しく感じられるような気がします。

9月はどんな製作をしようかな?皆さんお楽しみに~♬