ベッドの上でも運動をしよう!

 日常生活で寝たきりの方や介護が必要な方にとって、体を動かす機会が減ると、筋力が落ちたり、関節が硬くなってしまうことがあります。また、血のめぐりが悪くなることで、だるさやお腹の不調を感じやすくなります。こうした状態は、放っておくと体調を崩す原因にもなりますが、無理なくできる簡単な運動を取り入れることで予防することができます。

 では、どのような運動が良いのでしょうか。

 今回、ひさごスタッフで運動のプロにお話を聞きました。ベッドの上でも簡単にできる運動を4つご紹介します。

1.寝ながらでもできる足首の運動

①足の甲をスネの方に上げ、足底を床に向けて下げる動作を10回しましょう。

②両足を内側・外側に左右にゆっくり振る動作を10回しましょう。

③円を書くように足首を動かす動作を10回しましょう。

2.寝ながらでもできる足上げ

①足をゆっくりと上げ下げしましょう。左右10回ずつしましょう。

3.屈伸運動

①ゆっくりと腰を下ろして、元の姿勢にもどる動作を10回しましょう

4.全身を動かせるラジオ体操

ラジオ体操で全身を動かすことで、きれいな姿勢を維持し呼吸機能の維持・向上を望めるだけでなく、骨粗鬆症の予防にも最適です。
朝や動き始める時のウォーミングアップとしても効果があります。ポイントは全身を大きく動かくすこと意識しましょう。

 ベッドの上で少し腕や足を持ち上げてみるだけでも、血流を良くし、体の不調を防ぐ手助けになります。特に難しいことはありませんので、少しずつできる範囲で取り入れてみることで心と体の健康を保つ手助けになります。